うつのみやの伝説
下野民話の会
民話を通して「ふるさと愛」を育んでもらいたい。平成の合併で市域が拡大した宇都宮の最初の民話集。各話に民話の舞台を紹介する「伝説探訪」を付記した。「長岡の百穴」など43話を収録。
- A5判 並製本 168頁
- 定価 1100 円 ( 本体1000円+税)
- 発行日:2015/4/30
- ISBN:978-4-88748-307-1
- 商品コード:546
- 在庫:◎
うつのみやの伝説
下野民話の会
民話を通して「ふるさと愛」を育んでもらいたい。平成の合併で市域が拡大した宇都宮の最初の民話集。各話に民話の舞台を紹介する「伝説探訪」を付記した。「長岡の百穴」など43話を収録。
小山の母 寒河尼物語
知久豊
戦雲たなびく乱世をしなやかに生きた女性の物語。鎌倉時代初期、北関東の地に全国屈指の強国を作り上げた小山政光と三人の息子たち。その政光の妻であり、小山氏繁栄の礎を築いた寒河尼。謎の多い一女性の生涯を大胆に描いた長編歴史小説。
座禅院昌尊の生涯 日光山の終焉と上三川 今泉家
恩田浩孝/資料提供者・今泉淳
座禅院昌尊の生涯が明らかに! 徳川家康の日光東照宮が鎮座する以前、中世の日光山は300余坊が割拠する大寺院であった。これを統括した最後の権別当・昌尊を知らずして日光は語れない。上三川城主 今泉家の歴代当主列伝。昌尊の実家・今泉家は宇都宮一族として勇名を馳せた。新事実を盛り込んだ力作。昌尊は、江戸時代初期に日光山の寺院・座禅院主を務め、15代権別当職、ならびに第52代日光山座主を兼務した高僧である。昌尊は戦国時代の上三川城主・今泉家の次男として生まれ、幼い頃に日光山へ入山した。今泉家は宇都宮家の一族で、戦国時代まで上三川城主を務めた名門である。現在の今泉家当主・今泉淳氏は伝来の位牌をもとに、これまで不明であった昌尊の戒名と没年月日を見出し、さらに今泉家墓地にあった卵塔を昌尊の墓石と結びつけた。歴史の大発見である。 (「はじめに」より)
自然の美を棄てた日本人
笹川浩延
許せない、なにかおかしい…。その疑問の正体を探る。少年による殺人事件、政治家の違法献金問題、東日本大震災後四年を経ても仮設住宅暮らしを余儀なくされる人々……。毎日報道されるニュースの底の部分でつながっているものこそ、現代日本の宿痾なのだ。なんとも難しい時代になってしまった。理解を超えた事件も多発している。引きこもり、不登校、家庭内暴力、いじめ、DV、ストーカー、無差別殺人、ドラッグ、などが次々増えていく。そのたびに被害者、加害者の報道がなされ、原因究明、評論、対策がなされる。どれも深刻で、これといった打開策もなく、事態は広く、深く進行していく。しかし、この多様な病理現象の原因はひとつである。それは、明治維新によって、育児環境から自然の美が喪失したからだ。(本文より)
新 語りべが書いた下野の民話
柏村 祐司/下野民話の会[編]
民話語りは、百人いれば百様の語りがある。「鬼怒の乙姫」「一向寺の汗かき阿弥陀さま」など古くから各地で語り継がれてきた四十八話を再話した心温まる民話集。
胤馬代金併往返道中記
編集・鈴木和子/翻刻・相原伊孝/現代文訳・相原康二
今から180年ほど前の江戸時代に、日光奉行所から牡馬の買い付けを命じられた上草久村の名主見習い福田弥後八は、遠く仙台領巌谷堂まで胤馬の買い付けの旅に出た。真冬の2月、困難な旅をしながらも狂歌をよくし、好奇心旺盛な弥後八は旅先で見たもの聞いたものを漏らさず日記に記した。江戸時代の旅の様子、村の様子、人の様子など様々なものが記録されていて、江戸後期の東北の様子がわかる。
道徳力 モーセの十戒に学ぶ
安食弘幸(日本キリスト宣教団峰町キリスト教会主任牧師)
「モーセの十戒は」神が与えた愛の贈り物 モーセは紀元前1500年頃の人物です。エジプトで奴隷として苦しんでいたイスラエルの民は、モーセに率いられてエジプトから脱出し、荒野を旅し、約束の地に向かいます。その途中、シナイ山の麓まで来た時、モーセを通してイスラエルの民に「十の戒め」が与えられたのです。これが「モーセの十戒」と呼ばれるものです。その内容は旧約聖書の「出エジプト記」の二十章一節から十七節にかけて記されています。その内容を見ると、「〜をしなさい」とか「〜をしてはならない」という十の教えからなっています。この「モーセの十戒」は私たちを縛るためのものではなく、私たちを守るためのものであり、私たちが平和で安全で幸せな人生を送るために神が与えたものです。
栃木百名山の山名由来
手塚晴夫
山は歴史の生き証人。栃木百名山の山名由来・地名由来を訪ね、山の歴史や地域の文化・民俗に思いを馳せる。それまでの山行を振りかえると、単なるピークハンターのようで、もの足りない何かがいつも付きまとっていた。山と語りあう登山はできないだろうか。例えば、山の歴史や山が立つ地域の文化・民俗などに目を向ける登山である。換言すれば地域と一体化した登山であろうか。山名由来や地名由来を中心にした私だけの百名山。それを一冊の本に纏めてみたい。この思いが日ごとに募り、心はすっかり支配されてしまった。(本文より)
ひぐらしの歌ごえ 昭和前期・矢板地方の歳時記物語
鈴木幸市
わら屋根の下には、いろりを囲む家族のくらしがあった。昭和前期・栃木県矢板地方の農家のくらしを、農作業や通過儀礼、年中行事をとおして回顧する。ここには、農村の原風景が広がっている。本書については、昭和前期の農村の歳時記に焦点をあて、それにかかわる物語を加味し、魅力的な文体を書いてみようと考え、聞き取り調査やメモ取りを続けてきましたが、原稿作成までに十有余年が過ぎてしまいました。そこで、人生米寿を迎えた私にとって、薄れがちな記憶をたどりながらも、昭和前期の世相を書きとめ、多少なりとも読者の皆さんの心の糧となればさいわいと思い、歳時記物語発行を考えました。(本文より)
復刻版 國立公園 日光の展望
柏田健介
宇都宮市馬場町、二荒山神社参道石段下に店を構えていたエハガキ店星野屋が、昭和10年に発行した英訳付き一大図録をここに復刻。店主柏田長七の曾孫にあたる編者が、曾祖父の業績を後世に伝えるために本書の出版を企画。
ふる里の和食 宇都宮の伝統料理
柏村祐司/半田久江/宇都宮伝統文化連絡協議会
学び、作り、食す。祭礼や年中行事にあわせて作られ、伝承されてきたレシピ集。ふる里宇都宮を代表する伝統料理“しもつかれ”をはじめ、“鮎のくされ鮨”“耳うどん”“かんぴょうのたまり漬け”など49のレシピを紹介。オールカラー。
緑の足尾をめざして ずいそうしゃブックレット18 足尾の砂防事業と緑化活動
鶴巻和芳
足尾に緑を育てる会20周年記念出版。足尾砂防出張所長として2000年に足尾に赴任された著者は、育てる会と協力して緑化活動に取り組み、官民協働の緑化方式を生み出すとともに、いまや年間150団体を超す体験植樹サポート事業の基礎を確立された。本書は、ボランティアとの活動の経緯とその意義を詳述するとともに、足尾の砂防事業の歴史を振り返る好著。2014年の足尾グリーンフォーラムの講演をもとに、多くの写真や図版を掲載したおすすめの一冊。
やいたの昔の話
矢板市文化財愛護協会(会長 君嶋通夫)
昔の話は、読む人の心を豊かにし、郷土を愛する心を育んでくれる。寺山観音寺の「牛石」、木幡神社の「降り面・照り面」、御前原の「麻疹地蔵」など、矢板全域に伝わる80の話を紹介。高原山の山裾に広がる矢板市は、緑豊かで幾筋かの清流の流れる自然豊かな田園地帯です。そこに生まれ育まれてきた伝説や歴史物語などは、祖父母から子や孫に語り継がれ今に伝えられてきたのです。それらが読者の皆様に心から愛され、より親しみを持って愛読されて、五十年後百年後ののちまでも語り伝えられていくことを心から念じています。(「あとがき」より)
山登りで出会った昆虫たち とちぎの山 102山
稲泉三丸
チョウやトンボを追いかけ、甲虫類を見つけて歩いた栃木の山の「虫採り山歩」。全国的にも珍虫として知られるハラグロノコギリゾウムシや、栃木県初記録となったツヤヒメアリガタバチなどをオールカラーで紹介、昆虫索引も付けた。昆虫好きにはたまらない。
歴史と文化 24号
栃木県歴史文化研究会編
【本会第二四回大会関連論文】青木義朗「狂歌師大田原愛清と玄仲那言匕盛」、木村康夫「那須野が原の西行伝承─口承文芸史の視座から」【研究論文】阿部昭「桜町後期仕法と「上下安泰永久相続之道─報徳仕法成立の秋」など。
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