座禅院昌尊の生涯 日光山の終焉と上三川 今泉家
座禅院昌尊の生涯 日光山の終焉と上三川 今泉家
(978-4-88748-312-5)
恩田 浩孝 資料提供者・今泉 淳
座禅院昌尊の生涯が明らかに!
徳川家康の日光東照宮が鎮座する以前、中世の日光山は300余坊が割拠する大寺院であった。これを統括した最後の権別当・昌尊を知らずして日光は語れない。
上三川城主 今泉家の歴代当主列伝。昌尊の実家・今泉家は宇都宮一族として勇名を馳せた。新事実を盛り込んだ力作。
昌尊は、江戸時代初期に日光山の寺院・座禅院主を務め、15代権別当職、ならびに第52代日光山座主を兼務した高僧である。昌尊は戦国時代の上三川城主・今泉家の次男として生まれ、幼い頃に日光山へ入山した。今泉家は宇都宮家の一族で、戦国時代まで上三川城主を務めた名門である。現在の今泉家当主・今泉淳氏は伝来の位牌をもとに、これまで不明であった昌尊の戒名と没年月日を見出し、さらに今泉家墓地にあった卵塔を昌尊の墓石と結びつけた。歴史の大発見である。 (「はじめに」より)
四六判/上製/288頁/定価 1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-88748-312-5
2015年10月27日 第1刷発行