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真の文明は川を荒らさず

『真の文明は川を荒らさず』

思川開発事業を考える流域の会編

水の貯まらないダム建設に巨費をかけ、ふるさとの大切な自然が壊されようとしている。南摩ダム・行川ダムによる水質悪化は必至。「水と環境」から思川開発事業を問う。

A5判/112頁/定価660円(本体600円+税)
ISBN 4-88748-017-2


目 次

はじめに 2

第一章 思川開発事業の自然環境問題

思川開発事業と環境アセス 藤原  信 6
南摩・行川ダムによる水質の悪化 嶋津 暉之 14
南摩川流域の植物 ―『評価書』をいかに読むべきか 小林 幹夫 17
いかがわしい「植物調査」―「環境アセス・植物」を読んで 大久保 覚太郎 22
思川水系の鳥類と開発問題 高松 健比古 25
思川開発事業で危惧される魚類に及ぼす影響 別所 勝巳 29
今市扇状地の自然環境と植物 ―調査・研究活動の現場から 根本 正一 34
 
第二章 思川開発の諸問題

成り立たない思川開発事業の水収支 嶋津 暉之 40
はじめにダムありき ―「行川ダム」の諸問題 福田 健彦 47
山が宙を飛んだ! ―今市地震の体験者に聞く 葛谷 理子 52
東大芦川ダムと思川開発事業 高橋 比呂志 58
水源開発問題全国の状況 遠藤 保男 62

第三章 自然と人との新しい関わり方を求めて

必要のない思川開発 ―代替手段は農業用水からの融通と節水 嶋津 暉之 72
森林の水源涵養機能 藤原  信 79
公共事業の功罪を問う ―分権・自治型社会への転換に向けて 矢間 秀次郎 84
ダムの法制度上の問題点 大木 一俊 92

資 料

思川開発事業年表  102
「会計検査のあらまし ―平成六年度決算」(会計検査院)より 108