足尾に生きる 私の人生八〇年
村上安正
- 四六判 並製本 536頁
- 定価 3300 円 ( 本体3000円+税)
- 発行日:2012/10/1
- ISBN:978-4-88748-268-5
- 商品コード:549
- 在庫:◎
足尾に生きる 私の人生八〇年
村上安正
足利尊氏と足利氏の世界
千田孝明
南北朝の嵐を駆け抜け室町幕府を開いた足利尊氏の生涯と、その尊氏を生んだ武家の名門足利氏の世界を探究した労作。栃木県立博物館とともに歩んできた著者の千田孝明氏は、昭和六〇年の企画展「足利氏の歴史─尊氏を生んだ世界」以来、足利尊氏と足利氏の研究を続けてこられた。おりしも、鑁阿寺の奥院で足利氏の廟所であった樺崎寺跡の発掘調査が始まり、さらに平成三年のNHK大河ドラマ『太平記』の放映が始まり、「尊氏ブーム」が起きると、その解説やら原稿の依頼が著者に集中した。さらに「足利学校と足利氏の遺産」が世界遺産登録を目指して動き出すと、世間の視線は「足利」に注がれ、著者にも様々な調査が依頼されるようになった。こうして、この間、著者には足利氏と足利尊氏に関しての論説や、依頼原稿や投稿原稿が蓄積していった。それらを一冊にまとめたのが本書であり、それは著者自身の足利氏と足利尊氏に対する思いの軌跡をたどったものでもある。
おくのほそ道 奥州古道 日光から今市への直道をゆく
丹羽佳岐
芭蕉と曽良の足跡を追い、日光市内に点在する史跡・文化財をはじめ数々の民話や伝説を紹介。189項目、伝説51話、付随する17付記を記載。さらに多数の地図・写真を掲載した。
親子で学ぶ アルゼンチンサッカースピリット 今より一歩先へ進むために始めよう!
稲若 健志
マラドーナやメッシを輩出した国『アルゼンチン』が伝える、サッカーを楽しむための秘伝本。家族一緒にアルゼンチンサッカーを読み解き、魅力あるサッカーライフを満喫するための待望の一冊。
岸辺に生う 人間・田中正造の生と死
水樹涼子
苦しみ悩みながら生きる人間・正造の生涯に迫る。六角家事件、江刺県殺人疑獄から、自由民権運動を経て国会議員へ。そして足尾銅山との闘いは天皇直訴、谷中入村へとつづく。百年前に叫ばれた人権・平和・環境の思想が現代に甦る。没後100年記念出版。
孝子桜
小板橋武[絵・文]
そこには満開の桜の花が咲いていた。桜の花が見たいという病んだ父親の願いを叶えさせたくて、孝行息子の孝助は冬にもかかわらず、桜の木の下で毎日祈りつづけた。自分の死期を悟った父親は、花は咲いていなくても桜の木をひと目だけでも見たいと、孝助に頼んだ。次の日、父親を背負って孝助は桜の木のところに歩いていった。すると、そこには……。「孝子桜」は宇都宮市立城山西小学校の校庭にある枝垂れ桜で、宇都宮市の天然記念物に指定されています。推定樹齢は400年と言われており、栃木県内はもとより全国的にみても古木の部類に入ります。毎年春になると、まるで老木に鞭打つかのように見事な花を咲かせるその姿が、こうした民話を生み出したのです。まさに地域のシンボルといえるでしょう。
ゴータマ・ブッダの声を聞く ずいそうしゃ新書17
下山夷文
突き詰めれば、ひと言、「捨てる」を実践するのみ。それが彼岸への道だと、ブッダは繰り返し説く。ブッダの教えを紹介するとともに、埴谷雄高・ドストエフスキー・ニーチェという三人の思考を経て、ふたたびブッダの世界を思索する。
古賀志の里歳時記 橿と櫻は夫婦なり
池田正夫
古賀志の里の信仰と歴史を、当地出身の著者が古文書をひもとき丹念な調査に基づいてまとめたものである。古くから開けた山里には豊かな生活の歴史があり、聖なる山を崇める様々な信仰が息づいてきた。樹齢数百年を誇る樹木は神木となり、山裾に点在する洞窟や滝は神仏のよりつく聖地とされ、多くの神社や石仏が祀られ、今なお受け継がれた祭りが繰り広げられている。
サシバの里物語 市貝町とその周辺の里山の四季
NPO法人 オオタカ保護基金
北関東の貴重な里山とサシバをうつくしい写真で紹介。市貝町の里山やサシバの素晴らしさ、そこで始まりつつある人と自然が共生する「サシバの里」づくりを紹介。「サシバのヒナ日齢ガイド」「里山の保全活動」も収録。調査や保全にも活用できる。
戦国 知久氏の興亡
知久 豊
戦国の世をしぶとく生き抜いた男たちがいた!! 武田軍団の武力に屈した信州伊那・知久一族は、あらゆる手段を駆使して家名存続を求め続け、やがて下野に安住の地を得た。長野県飯田市には「知久町」という地名があり、知久氏に纏わる寺院、史跡が数多く保存されていて驚かされた。そこで「知久氏」についてちょっと掘り下げてみてみようと思い着手してみたものの難渋を極め、浅学の筆者では「知久氏」の通史的なものを纏めること叶わず、比較的資料を多く収集できた戦国時代の「知久氏」を題材に「血統維持」に向け苦難の道を切り開いた知久氏の「苦闘」を時代小説風にまとめてみてはどうかと思い至った。(『あとがき』より)
空高く 地に低く こころの原点 ふるさと日光
[著者]千田孝信[編集]日光史談会
ふるさと日光に、気迫に満ちた活力が欲しい! 二つの世界遺産への慈愛、大地を潤す一滴の水になりたいと念じた平泉中尊寺前貫首の日光史談、ふたたび。「郷土の歴史を踏査するよろこびを味わってほしい」。
大王とみやまの植物
竹末広美
日光を舞台にしたもうひとつの世界がひろがる。小野蘭山が詳細な採薬記を残し、岩崎灌園は色鮮やかな植物画を描いた。植村左平次が指導した人参は、人々を救い、日光山麓の農民の生活を潤した。近世日光を訪れた本草家や植物学者の足跡をたどり、日光の植物に魅了された人々を紹介する。
天空の湖と近代遺産 風景地奥日光とその周辺の人々
飯野達央
中禅寺湖畔に溶け込む三つの近代遺産、イタリア大使館別荘、西六番別荘、中禅寺湖畔ボートハウス。風景地奥日光に魅了された人々を振り返るとともに、再生への願いを込めた整備事業の全容を紹介する。かつてイタリア大使館別荘記念公園や中禅寺湖畔ボートハウスなどの整備を通じ、風景の持つ癒しの力を実感していたことから、今、多くの人々に必要なことは、奥日光などの自然の中で心を癒してもらうことではないかと思い、奥日光の一部の歴史・文化を紹介することで奥日光の自然を再認識していただき、心の癒しと共に、奥日光の活性化にもつなげたいとの無謀ともいえる思いから、奥日光の歴史・文化資源を活用した整備経過をまとめることとした。(「おわりに」より)
道州制で県民の暮らしはどうなる? ずいそうしゃブックレット16 検証と提言 福田県政の8年間 第三次県政白書
とちぎ地域・自治研究所編
住民自治が輝き、地域経済を再生するために。TPP、原発事故、高齢者福祉。県民が輝くまちづくりを考える第三次県政白書。
栃木の祭り
柏村祐司
伝えたい、ふるさとの祭り。絢爛豪華な山車の巡行、勇壮な梵天上げ、飯や酒を強いる強飯式など、栃木県内各地に受け継がれる50の祭りを紹介。活力を感じる祭りには、氏子の強い絆意識を感じ、優秀な指導者の存在がうかがわれ、そして何よりも祭りに参加する人々が実に生き生きとしている。願わくば本書を通じて祭りの主体者はもちろんのこと、多くの人々が栃木県内の祭りについて理解を深め、そして祭りを次代に継承する担い手の一人になっていただければと乞い願うのである。(「はじめに」より)
ブックレット 那須をとらえる 2
「那須を綴る」事業委員会
那須野が原博物館の企画展示、セミナーと連動したブックレット第二弾。自然、地理、歴史、民俗など多角的な視点で、那須地方の姿を浮かび上がらせる。5論文を収録。以下続刊。
日光山麓史 下野国板橋を取り巻く世界
田邉博彬
下野の古代から日光御神領の終焉までを壮大なスケールで描く歴史スペクタクル!! 勝道の日光開山、下野有力武士団の登場、駆け抜ける戦国の嵐、天下平定と日光御神領の成立……。未公開史料の紹介を含め、最新資料を駆使して展開する日光山麓の通史。歴史ファン必見の一冊。
日下開山 初代横綱 明石志賀之助 すもうの街宇都宮が生んだ大力士
中村 弘
明石志賀之助は「幻の力士」か!? 今まで埋もれていた「上山三家見聞日記」を拠り所に、既存の文献・資料を検証するなかで、実在した人物としての巨像が姿を現してきた。宇都宮の生んだ初代横綱の謎に迫る。「初代横綱」といわれる明石志賀之助は、通説では「謎が多く幻の力士」とか「架空の力士」「複数の力士では」と、その存在すら危ぶまれるほどであった。著者は郷土の偉人へのこうした無理解を憂い、文献や史料にあたり明石志賀之助の調査研究を始めた。そして出会ったのが山形県上山市に伝わる『上山三家見聞日記』であり、そこには志賀之助の存在を決定づけることが記述されていた。
歴史と文化21号
栃木県歴史文化研究会編
研究論文、中田愛「中世鑁阿寺の寺領経営」、木村真理子「戦国期東国領主の儀式・儀礼」、研究ノート、小川英世「那珂川町馬頭地区の中世城館跡について」などを収録。
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