足尾鉱毒事件と農学者の群像
山本悠三
明治の農学者たちは、足尾鉱毒事件にどう向き合ったのか。
- 四六判 並製本 184頁
- 定価 1540 円 ( 本体1400円+税)
- 発行日:2019/5/24
- ISBN:978-4-88748-367-5
- 商品コード:474
足尾鉱毒事件と農学者の群像
山本悠三
明治の農学者たちは、足尾鉱毒事件にどう向き合ったのか。
足尾銅山史
村上安正
著者が古希の歳から稿本として4回に渡って書き継いで完結した原稿を底稿に全面的に書き上げたものである。付章として鉱山用語辞典、各種年表、主要文献、足尾銅山の地質と鉱床など、参考資料を網羅して完稿したものである。古河鉱業在勤当時から鉱山に関する研究を数々発表してきた氏は、特に採鉱技術や労働運動史は世上でも高い評価を得ている。
足尾銅山史 別冊 文献・資料・索引
村上安正
著者が古希の歳から稿本として4回に渡って書き継いで完結した「足尾銅山史」の別冊。江戸から明治時代にかけての文献20点、「足尾郷土史」など資料を3点、そして「足尾銅山史」の索引を収録。
足尾に生きたひとびと 語りつぐ民衆の歴史
村上安正
坑夫が語る。飯場頭が語る。選鉱の、のみ焼きの工員が、女工が語る。主婦が語る。芸者が語る。明治、大正、昭和の民衆が生きてきた歴史を語る。「足尾」に育ち、銅山で働いた著者が聞き書きした素顔の「足尾」。
足尾に生きる 私の人生八〇年
村上安正
足尾の緑 第2号
足尾に緑を育てる会[編]
緑繁る足尾の山々と、水清き渡良瀬の流れを取り戻すために活動するNPO法人の年会誌。谷本丈夫「足尾の森、再生への展望」、神山英昭「官民協働社会の構築に向けて」、神山勝次「足尾の二十一世紀を展望する」など。
足尾の緑 第3号
足尾に緑を育てる会[編]
緑繁る足尾の山々と、水清き渡良瀬の流れを取り戻すために活動するNPO法人の年会誌。谷本丈夫「足尾の森、再生への展望」、神山英昭「官民協働社会の構築に向けて」、神山勝次「足尾の二十一世紀を展望する」など。
足尾の緑 第4号
足尾に緑を育てる会[編]
足尾銅山の煙害により荒廃した松木の山に緑をよみがえらそうと、足尾に緑を育てる会が発足して15年。つねにその先頭に立って活動を進めてきた 立松和平さんが急逝された。会では、立松さんを偲び、その志を受け継ぐために、すでに慰霊樹を植樹し、顕彰碑建立の準備を進めている。今号は、長男の横松心平氏をはじめ、黒古一夫、福田三男各氏の講演録と、立松さんと交際の深かった20人の追悼文を収載した。立松和平さんを偲ぶ紙の慰霊誌!
足尾万華鏡 銅山町を彩った暮らしと文化
三浦佐久子
1991年、足尾銅山閉山後のドキュメント『壺中の天地を求めて』で地方出版文化功労賞を受賞した著者が、その後も足尾に魅せられ書き綴った記録。交通・住宅・食文化から、祭礼・芸能・植林事業にいたる、銅山町を彩った暮らしと文化を掘り起こす。
新井常雄版 足尾銅山写真帖
写真:新井常雄/解説:村上安正
41年間古河鉱業に勤めながら足尾銅山を撮影し続けた新井常雄の膨大な写真の中から厳選。これまで伺い知ることの少なかった採鉱の先端部から、選鉱工場、製錬所などの内部まで、133枚の写真が鉱山の内部へ誘う。ここに写されている人々は、新井常雄を足尾銅山で共に働く仲間として受け入れ、普段のままの姿を撮らせている。足尾に生きた新井常雄だからこそ撮れた、人々の息づかいが伝わってくる写真だ。
救現11号 田中正造大学ブックレット
田中正造大学出版部編
特集は「正造思想の<根>を探る」で、安在邦夫「自由民権運動と田中正造」、赤上剛「日清戦争前後の田中正造の行動と思想」を収録。講演録は、日下部高明「谷中村廃村問題から見えたこと」、澤田猛「田中正造と遠州鉱害史」などを掲載。
救現12号 田中正造大学ブックレット
田中正造大学出版部
小出裕章「正造さんと原子力」、小松裕「韓国で田中正造を考える」。花崎皋平「民衆思想家・田中正造」など五編を収録。
救現 3号 田中正造大学ブックレット
田中正造大学出版部編
藤原信「渡良瀬の自然」、佐江衆一「鉱毒事件と私の文学」など講演録四編を収録。特集は非核ネットワーク、法政平和大学など「公害の原点をみつめて」。加えて正造生家完全保存への闘いの日誌を収録。
救現 5号 田中正造大学ブックレット
田中正造大学出版部編
星野芳郎「反原子力、反公害の原点」、槌田敦「エントロピーとエコロジー」など、講演録四編を収録。特集は「遺跡と歴史的環境の保存を考えるシンポジウム」における前澤輝政、松島隆裕、田村秀明各氏の講演を掲載。
救現 6号 田中正造大学ブックレット
田中正造大学出版部編
特集「開校一〇周年をむかえて」は、宇井純「地球環境時代における足尾鉱毒事件の意味」を掲載。講演録は立松和平「渡良瀬有情-ふるさとの山河を語る」、小松裕「田中正造の思想と現代」など四編を収録。
左部彦次郎の生涯 足尾銅山鉱毒被害民に寄り添って
安在邦夫[早稲田大学名誉教授]
謎多き生涯、その実像に迫る!!
新・渡良瀬遊水池 ずいそうしゃブックレット14 自然と歴史の野外博物館に
渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会
遊水池をラムサール条約登録地に!! 渡良瀬遊水池は、本州最大のヨシ原が広がる湿地帯、足尾鉱毒事件の犠牲となった谷中村跡地、たくさんの希少な動植物が生きている自然の宝庫です。
増補 田中正造たたかいの臨終 ずいそうしゃ新書16
布川 了
「問題から言ふ時にハ此処も敵地だ…」。病床から闘いは続く。正造、いまだ瞑せず。渡良瀬川畔庭田家での病床三十四日、死を前に、正造は何を想い、何を語ったか。「今度この正造が斃れたのは、安蘇・足利の山川が滅びたからだ−日本も至るところ同様だが−。故に見舞いに来てくれる諸君が、本当に正造の病気を直したいという心があるならば、まずもってこの破れた安蘇・足利の山川を回復することに努めるがよい。そうすれば正造の病気は明日にもなおる」(本文より)
田中正造と足尾鉱毒事件研究 Vol.15
渡良瀬川研究会編
「田中正造と吉田東伍の交誼−利根川の南遷をめぐる」(布川 了)、「せめぎ合いの場としての谷中村」(牧原憲夫)、「『鴎村学舎』と栃木県明治期公私立中学」(板橋文夫)を収録。
田中正造と足尾鉱毒事件研究 Vol.16
渡良瀬川研究会編
特集、田中正造没後100年。「足尾−福島 歴史に学ぶ意義」(菅井益郎)、「田中正造の没後100年を記念する意義」(小松 裕)、「田中正造没後100年3.11事件三年目の課題」(赤上 剛)を収録。
田中正造と足尾鉱毒事件研究 Vol.17
渡良瀬川研究会編
「『谷中村の豊かさ』とは何か」(高際澄雄)、「田中正造の人権思想」(板橋文夫)、「谷中村にとっての田中正造」(赤上 剛)を収録。
田中正造と足尾鉱毒事件研究 Vol.14
渡良瀬川研究会編
特集は「田中正造と新井奥邃」(立松和平、小松裕、花崎皋平、工藤正三、コール・ダニエル、布川了、牧原憲夫)。布川了「田中正造の“三千余円の儲け”と“政治への発心”をめぐって」のほか、赤上剛「直訴論の再検討−“直訴=殺傷される”論批判−」、西成健「田中正造の経済思想・序説」など、5論文を収録。
[改訂]田中正造と足尾鉱毒事件を歩く
布川 了[文]・堀内洋助[写真]
足尾から渡良瀬川流域、旧谷中村など田中正造と鉱毒事件に関わる七八地点を徹底ガイド。改訂を機に撮り下した写真、地図、交通など、フィールドワークに必要な情報を満載。併せて正造の日記、書簡、短歌を掲載。
田中正造と天皇直訴事件
布川 了
天皇直訴は「義人正造」の個人プレーではない。半山・秋水・沼南・被害民の力と鉱毒世論をバックに、明治国家体制を震撼させる大事件だった。正造の戦いの生涯の中で頂点となる天皇直訴-百年後の今、その全貌を解き明かす。
田中正造と利根・渡良瀬の流れ それぞれの東流・東遷史
布川 了
従来、「治水」の観点から多く説かれてきた利根川東遷史を、「関宿・逆川」に軸足を置き、縄文海進の時代にまで遡って「利水」の視点からとらえ直した力作。田中正造の治水行脚をたどり「利根川の明日」を展望する。
田中正造物語
下野新聞社編
六角家騒動、江刺殺人疑獄をはじめ、自由民権運動から国会議員へ、そして足尾鉱毒との闘いは直訴、谷中入村へ……。つねに民衆とともに闘った田中正造の生涯に、2009年12月に急逝した若林治美記者が迫る。下野新聞創刊130周年記念企画。
伝える 正造魂 現代に甦る田中正造
読売新聞社宇都宮支局
2013年は田中正造没後100年にあたり、渡良瀬川沿岸の各地でさまざまな顕彰活動が繰り広げられた。田中正造は足尾銅山鉱毒事件の解決を求めて奔走したことで有名だが、彼の提示した問題はそのことにとどまらず、100年後を生きる私たちに訴え続けている。それは、人権・自治の思想であり、平和の思想であり、自然との共生を求める思想である。読売新聞社宇都宮支局では、没後100年の年に年間企画として「伝える 正造魂」を長期連載した。私たちはその中に、田中正造の遺した思想や、訴えたものが、脈々と受け継がれているのを知ることができるのである。
手作りの学び舎 NPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館のめざすもの
広瀬 武
「地域の貴重な歴史遺産である足尾鉱毒事件と田中正造をともに学び、現代に活かす。ボランティアの意欲的活動が地域を耕す」をスローガンを掲げ、2006年10月に田中正造記念館が開館。市民の自主的協力体制で運営されているNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館の方向性を提示。
銅山の町 足尾を歩く 足尾の産業遺産を訪ねて
文=村上安正/写真=神山勝三
近代日本の発展を支えた足尾銅山。閉山から四半世紀を経た今、産業遺産を中心に足尾を徹底ガイド。
西沢金山の盛衰と足尾銅山・渡良瀬遊水地
佐藤 壽修
利根川流域における開発と土地空間の高度利用を考究する。日光に隣接する栗山村の地で、足尾銅山の隆盛に触発されて再開発され、1300名の鉱山従事者を擁した西沢金山の盛衰をたどる。足尾鉱毒問題と利根川水系の水問題の解決のためには、渡良瀬遊水地の創設が必要であった。
林小太郎 日本の労働運動の先駆け 「足尾暴動」の指導者
大森良治
「林小太郎氏は元坑夫なりしが社会主義運動に熱心なるためついに解雇され、専ら平民新聞の配達を力めたりに今回拘引の身となりしものにて、後には二人の子供と臨月に迫れる細君とあり」(平民新聞・明治40年2月12日)。私の先祖の中に、こういう人がいようとは思いもおよばないことであった。こうして私のルーツ探訪が始まった。
緑の足尾をめざして ずいそうしゃブックレット18 足尾の砂防事業と緑化活動
鶴巻和芳
足尾に緑を育てる会20周年記念出版。足尾砂防出張所長として2000年に足尾に赴任された著者は、育てる会と協力して緑化活動に取り組み、官民協働の緑化方式を生み出すとともに、いまや年間150団体を超す体験植樹サポート事業の基礎を確立された。本書は、ボランティアとの活動の経緯とその意義を詳述するとともに、足尾の砂防事業の歴史を振り返る好著。2014年の足尾グリーンフォーラムの講演をもとに、多くの写真や図版を掲載したおすすめの一冊。
よみがえれ足尾の緑 ずいそうしゃブックレット10 植林ボランティアは挑戦する
足尾に緑を育てる会編
近代日本の発展を牽引した足尾銅山は、同時に深刻な鉱毒事件をひきおこした。川は汚れ、木は枯れた。煙害復旧のため100年前から続けられている足尾の緑化事業に、ついに市民ボランティアが合流、緑したたる森の復活をめざして動き出した。
わたしは石のかけら もうひとつの田中正造物語
文 越川栄子 絵 やまなかももこ 解説 横松心平
田中正造のごく少ない遺品の中で、もっとも衝撃的なのは、小石である。その小石が、田中正造という人物の生涯、精神の強さと美しさをとてもよく表しているのだ。鉱毒に苦しめられた農民漁民たちのような、虐げられた人たちは、残念なことに現代にもたくさんいる。彼らを救わなければならない。そう思うのだけれど、田中正造のようにはなかなか行動できない。それでも、田中正造は特別な人だから、とつぶやいておしまいにはしたくない。何かしなくてはならない。だから、この絵本は作られた。同じ思いを抱く、誰かに届くといいなと、切に思う。[横松心平「解説」より]
わたらせ川 3号
わたらせ川協会編
講演録は、立松和平「足尾の緑、世界の緑」、インタビューは群馬県黒保根村長。村上安正「足尾銅山関係所蔵文献目録」「同私記」、古美門佳一郎「東村の小さな仏達」のほかに、三浦佐久子・鶴見智穂子の寄稿を収録。
わたらせ川 4号
わたらせ川協会編
講演録は、村上安正「足尾の産業遺産」、インタビューは群馬県大間々町長。神山英昭「足尾の山に緑を」、広瀬武「館林に『足尾鉱毒事件・田中正造記念館』建設を」のほかに、立松和平、川池三男、萩原優騎らの寄稿を掲載。
わたらせ川 5号
わたらせ川協会編
講演録は、茂木真弘「足尾に残る銅山唄」。今村和昭「銅山街道から足尾鉄道へ」、村上安正「銅山の近代化産業遺跡調査を終えて」のほかに、立松和平・三浦佐久子らの寄稿を収録。グラビアは新井常雄「足尾工業所選鉱工場」。
わたらせ川6号
わたらせ川協会編
講演録は、辻岡幹夫「シカの食害を考える」、インタビューは桐生市長。鈴木秀雄「工作課の思い出」、赤間光三郎「足尾の造林事業を振り返る」、長岡均「小滝の昔をふりかえる」のほかに、立松和平・三浦佐久子らの寄稿を収録。
渡良瀬川の自転車旅 「人新世」の田中正造を旅する
東間 紘
渡良瀬川をさかのぼり田中正造と足尾鉱毒事件ゆかりの地をめぐる学びの旅。地球環境危機が迫る今の時代にこそ若者たちに贈る警世の一冊。
渡良瀬の風土 谷中村と田中正造の現在
神山勝三/解説 布川了
足尾鉱毒事件は渡良瀬川を「恵みの川」から「死の川」に変えた。谷中村廃村から80余年を経たいま、辛酸の民と田中正造の闘いの「現在」をレンズは追う。「1970年代以降、今日に至る定点観測の集成だ」。
全記録 渡良瀬遊水池が「ラムサール条約湿地」に
渡良瀬遊水池ラムサール条約湿地登録記録集・編集委員会
ヨシ原が広がりたくさんの動植物が生きる自然の宝庫であり、足尾銅山鉱毒事件の闘いの歴史を秘めた渡良瀬遊水池。「ラムサール条約湿地」に登録されるまでの四半世紀に及ぶ活動を綴った記録集。関連資料を網羅した記録集CD付。
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