自分史の創り方、書き方入門

5 文章を書く


 いよいよテーマにそって文章を書き始めます。そのとき読んでもらいたいと思っている人の顔を思い浮かべてみましょう。子ども、お孫さん、友人に語りかけるように書くことが読みやすい文章作りのコツといえます。せっかく書いた文章も自分勝手な自己満足では読んでもらえません。読みやすいわかりやすい文章を書くことに心がけましょう。「名文」よりも「明文」を。また、内容で曖昧なことを断定して書かない、過剰な自慢話や、批判を書かないなど読み手の立場を常に考えて筆を進めていくことが必要です。登場人物などプライバシーにも配慮しましょう。書き終わったら必ず推敲をすること。推敲は、書き終わってすぐより一時間でも一晩でも明けてから行うことをお勧めします。冷静な目と頭で推敲するためです。声を出して読むことや、第三者に読んでもらうやり方も有効です。こうすることで文書のつながりの不具合や誤字、脱字、不適切な表現などがチェックできます。パソコンを使って書く人も増えていると思いますが同音異義語には特に気をつけてください。辞書、辞典を準備すること。わからない漢字、意味はすぐに調べる習慣をつけましょう。

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自分史の書き方