随想舎 

小山の母 寒河尼物語

知久 豊

 戦雲たなびく乱世をしなやかに生きた女性の物語。鎌倉時代初期、北関東の地に全国屈指の強国を作り上げた小山政光と三人の息子たち。その政光の妻であり、小山氏繁栄の礎を築いた寒河尼。謎の多い一女性の生涯を大胆に描いた長編歴史小説。

四六判/上製/188頁/定価1320円(本体1200円+税)
978-4-88748-305-7
2015年5月31日 第1刷発行

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著者プロフィール

知久 豊  ちく ゆたか

1945年、小山市乙女に生まれる
栃木高校卒業
中央大学卒業
2006年、法務省定年退官
現在 保護司
著書『歴史探訪 乙女の里物語』(随想舎)、『戦国 知久氏の興亡』(随想舎)

目 次

はじめに
1 宮仕え
2 乳母になった
3 結婚─そして下野国へ
4 保元の乱
5 小山の母誕生
6 小山氏とは
7 平治の乱
8 光子の決断
9 西 行
10 朝光誕生
11 半夏生
12 隅田の再会
13 野木宮合戦前夜
14 野木宮合戦
15 瑞子、地頭に─小山一族の躍進

主な参考文献
おわりに