随想舎 

忘れないでください

宇都宮空襲の記憶

[文]小林新子  [絵]相原千草

 戦火の中を逃げた12歳の少女の空襲体験記!!
「焼夷弾の降り注ぐなかを、みんな必死で逃げた。田んぼの水に映る夜空は、まるで花火のようだった。一夜のうちに、宇都宮の大半は焼け野原になってしまった」
「戦争って何でしょう。私たちはこの目で戦争の地獄を見てきたのです。幸いにも続いた今の平和は、たくさんの尊い犠牲者の上に成り立っているのだということを、絶対忘れてはいけないと思います。そしてこの平和が、新しい世紀を生きていく孫たちの世代にも永く引き継がれていきますよう、心からお祈りいたします」」(本文より)

B5判/上製/60頁/定価1047円(本体952円+税)
ISBN 978-4-88748-175-6

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〔著者略歴〕

小林 新子(こばやし しんこ)

1933年 栃木県宇都宮市に生まれる
1951年 宇都宮女子商業高等学校卒業
1969年~2001年 (株)日本料理大源専務取締役
 現在 栃木県宇都宮市在住


〔挿絵〕

相原 千草(あいはら ちぐさ)

1984年 東京都新宿区に生まれる
2005年 成城大学文芸学部芸術学科中退
2007年 日本美術専門学校デザイン科グラフィック専攻卒業
現在 セツ・モードセミナー在籍中 栃木県鹿沼市在住

目 次

 宇都宮空襲

 戦後のくらし

 貧しかった食生活

 昭和一桁生まれ

 もったいない

 イナゴの話

 引揚者の話