随想舎 

謎解き紀行

徳川埋蔵金 上

「かごめの歌」に隠された秘密

山中 廣稔

 埋蔵金推定一千万両。童謡「かごめの歌」には、徳川家が残した莫大な財宝が隠されていた。岡崎、駿府、久能山、川越、江戸、水戸、日光。そして京都。その真相を訪ね歩いた謎解き紀行がここから始まる。

A5判/並製/232頁/定価1650円(本体1500円+税)
ISBN 978-4-88748-165-7

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著者プロフィール

山中 廣稔  (やまなか ひろみ)

1951年、栃木県生まれ。
現宇都宮市在住。2006年、企業生活にピリオド。
ライフワークとしてきた「徳川埋蔵金の謎解き」を初めて公開する。

目 次

第1章 「きんざぶろうの歌」に隠された法則
 歌詞にちりばめられた埋蔵金のありかを示すヒント


  400年の時を経て埋蔵金のありかが明らかに
  谷川俊太郎氏の「きんざぶろうの歌」を解読する
  歌から浮かび上がる歴史的事実
  見えてきた陰謀の数々
  歌には秘密の法則があった
  残り2つの書を捜す

第2章 童謡「かごめの歌」に仕掛けられた罠
 ~言葉の裏に隠されたキーワードから「北斗の道」を導く~


 「かごめの歌」を解読する
  歌に隠された謎に迫る
  歌詞からあぶり出された「北斗の道」
 「秘中の秘」とされた北斗の王道
  見えてきた「7つの星」の所在地

第3章 巨大な龍が横たわる日本列島
 徳川家康の北斗信仰から見えてきた「南斗の道」


 其ノ一 南斗の建造物がもの語る史実
  京都でとてつもない事実を知る
  「南斗の道」を実証する

 其ノ二 「知恩院」の七不思議
  建物の随所に隠されたヒントが
  ある短歌に好奇心が騒ぎ出す

 其ノ三 「東本願寺」に込めた家康の思い
  徳川家の謎が秘められた「3つの建造物」
  不思議な形をした東本願寺の構造
  東本願寺の構造は北斗の建造物と同じだった
  北斗七星の配置にある建造物
  御三家からひも解くさらなる真実
  北斗の地名の意味
  御三家の地名の意味
  謎と対峙し、家康の思いを知る
  試行錯誤の末、「宝」の文字が出現
  京都渉成園に隠された秘密
  渉成園の池が意味するもの
  渉成園の名の由来と庭園施設の名称
  高石垣に「宝」の文字を見出す
  からたちの木と「田」の字を描く庭園
     コラム 「田」の字を表す渉成園の不思議
         「田」の字の中心にある「傍花閣」
  秀吉公の面影を感じた西本願寺
  北斗七星の道。その線が構成する意味
  謎解明の手がかりとなった北斗の奥義

 其ノ四 北斗神の思想が脈打つ「二条城」
  南斗の道の第七星に足を踏み入れる
  部屋の造りに北斗神の考えが及ぶ
  何らかの意味を含ませた「唐門」
  二の丸御殿の彫刻の謎
  解けない謎

 其ノ五 謎多き「金地院」を訪ねる
  南と北をつなげる扇の要
  最重要人物「南斗の崇伝公」と「北斗の天海公」
  自ら悪役となった崇伝公
  好奇心が騒ぎ出す「金地院」の構成
 「遺訓めいた言葉」を匂わす謎の歌
  歌は家光公をけなしている
  金地院東照宮への道
  かつての栄光を失った金地院東照宮
  東照宮三十六歌仙の成り立ちを究明
  開山堂と十六羅漢
  なぜ鶴亀の庭園を造ったのか 167

 其ノ六 三門と庭園からひも解く「南禅寺」の正体
  南斗の道の第三星に隠された意味
  目を見張る巨大な三門
  名庭「虎の子渡し」の誕生
  さまざまな絵の謎に迫る

 其ノ七 日本人の心の聖地「比叡山坂本」を行く
  想像力を研ぎ澄まし、埋蔵金を追う
  自らの足で比叡山坂本を歩く
  記念すべき建築物「滋賀院」の存在
  薬師如来が安置された内仏殿
  鶴亀の庭園
  家康公と天海公の視線の先にあるもの
  慈眼堂を行く
  日吉(比叡山)東照宮の道
  目を見張る日吉東照宮の雄姿
  写真からひも解く日吉東照宮の謎
  天海僧正と東照宮

第4章 巨大龍を追いかけ、再び南斗の道を振り返る
 見えてきた徳川埋蔵金の秘密。これまで歩いてきた道を検証する


  家康公の誕生の地、岡崎を行く
  南斗の道の起点、比叡山坂本
  日吉東照宮と慈眼堂
  国家統一を意味した比叡山根本中堂
  比叡山に残された北斗の痕跡
 「権現造り」の原型を見た根本中堂
  龍を身にまとった南禅寺の肖像画
  南斗第四星、金地院に隠された意味
  徳川家永代の墓所、知恩院
  3つの「宝」の文字が隠された渉成園
  東本願寺と西本願寺
  謎多き二条城
  埋蔵金の謎を求めて、長い道のりに挑む