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古代日光紀行
二荒山碑の謎を追う
下山 衣文
男体山を開山した勝道上人の記録、僧空海の筆になる「二荒山碑」の謎に迫る!! 勝道の行動の軌跡を追う旅は、やがて日本人のルーツを探し求めていた。男体山頂遺跡の謎解きは、いつしか古代日本の闇に分けいっていた。
四六判/並製/160頁/定価1540円(本体1400円+税)
ISBN 978-4-88748-159-6
著者プロフィール
下山 衣文 (しもやま えもん)
1950年、栃木県宇都宮市に生まれる。
吟遊詩人を夢見ながら、山々を独行し、思索を重ねる。
現在は山スキーに没頭する。
栃木県宇都宮市在住
目 次
第一章 修験の道を行く
一、かすかな謎
二、謎解きに惹かれるロマンチシズム
三、古峰ヶ原
四、日光、中禅寺湖畔まで歩く
第二章 山 内
一、日光市内
二、山内を歩く
三、各地のサンナイを調べる
四、サンナイの地名由来を考える
五、日本人のルーツ論に踏み込む1「言語数理学」
六、日本人のルーツ論に踏み込む2「Gm型」
七、ぼくたちの祖先を考える
第三章 国界の南
一、山内から表日光連峰縦走へ ――勝道のメモ書き
二、女峰山へ向かう ――勝道の生きた時代
三、八 風 ――征夷戦争
四、雲竜渓谷 ――戦争の裏側
五、唐沢小屋 ――エミシ国界の外交
六、大真名子山から小真名子山へ ――勝道の行動を探る
七、志津小屋 ――活動する勝道を思う
八、男体山 ――マタギと日光
九、男体山頂 ――日光最大の謎、男体山頂遺跡
第四章 古代日光
一、深まる謎
二、不可解な男体山頂遺跡
三、鉄 鐸
四、ドウロクジン
五、褐鉄鉱による製鉄の可能性
六、男体山頂遺跡の意味を考える
七、日光とアイヌ語
資料 「二荒山碑」