北関東川紀行I
久慈川・那珂川
栗村芳實・東 敏雄 編
霊峰八溝山を源流に抱く清流久慈川。そして、奥那須三斗小屋宿から那須野が原を流下する那珂川。その流域に育まれた歴史と文化を追い求め、河口から源流までを訪ね歩いた川紀行。カラー写真に、歴史解説を加え、見て、読んで、学べる一冊。
A5判/並製/160頁/定価1650円(本体1500円+税)
ISBN 978-4-88748-152-7
編著者
栗村 芳實 東 敏雄
執 筆
栗村 芳實(くりむら よしみ)
茨城大学名誉教授 理学博士
1930年東京都生まれ。東京理科大学理学部化学科卒、東京大学大学院理学研究科化学専修修士過程終了、同博士課程中退、東京大学教養学部助手、茨城大学理学部教授、茨城大学理学部長、茨城大学理学研究科長、放送大学茨城学習センター所長
[主要著書]
「いばらきの川紀行」(共著 河川環境管理財団助成事業)その他は専門(錯体化学、高分子錯体化学)の著書・専門論文
東 敏雄(ひがし としお)
茨城大学名誉教授 経済学博士
1932年千葉県生まれ。東北大学経済学部卒、東北大学大学院経済研究科博士課程単位取得満期退学、茨城大学人文学部教授、茨城大学付属図書館長、茨城大学人文学部長、茨城大学人文科学研究科長、日本村落研究学会長
[主要著書]
『勤労農民的経営と国家主義運動」』(御茶の水書房)/『地域が語る日本の近代』(岩田書院)/『聞き語り農村史1、2、3』(御茶の水書房)/『百里基地農民の昭和史』(三省堂)/その他著書・専門論文
鈴木 昌友(すずき まさとも)
茨城大学名誉教授 理学博士
1931年茨城県生まれ。茨城大学文理学部理学科卒業、同研究科終了、茨城大学文理学部助手、茨城大学教育学部教授、日本植物学会評議員、日本植物分類学会幹事、茨城県自然環境保全審議会副議長、ミュージアムパーク茨城県立自然博物館協議会委員長、茨城県環境審議会委員、茨城県森林審議会委員、国立科学博物館つくば実験植物園運営協議会議長
[主要著書]
『茨城の植物』(茨城新聞社)/『鹿島開発』(古今書院)/『茨城の花』(常陽新聞社)/『高萩の植物』(高萩市)/『ポケット子ども植物図鑑』(学研)/『東日本の高山植物と山草』(誠文堂新光社)/『茨城の山野草1、2』(茨城新聞社)その他著書・専門論文多数
写真撮影
栗村 芳實
井坂 紀久子
編集協力
三村 信夫 茨城大学工学部教授 工学博士
松尾 宏 株式会社日水コン河川事業部調査役
高藤 清美 筑波学院大学助教授 理学博士
目 次
久慈川
遡行の旅の出発点・久慈川河口に立つ
心和む里川を遡る
望郷の想いを託す故郷の川
山田川、浅川、合流地を行く
大祭礼に湧く、浅川源流域
秀麗な景観が続く久慈川中流域
久慈川の渓谷美と袋田の滝
幾筋もの沢を合わせる源流部
那珂川
那珂川遡上の旅は那珂湊から
水戸徳川家の繁栄を偲ぶ水戸市界隈
戦国武将の山城が残る那珂川中流域
古代文化の宝庫、古墳街道に沿って遡る
田園地帯から山峡へ、箒川を遡る
那珂川の断崖に残る黒羽城址
那須野が原の開拓を支えた恵みの川
険峻な那須山麓に分け入る最上流部