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とちぎの民話への招待

尾島利雄監修・上野直哲著

笠地蔵、ぶつ。山姥の話から平家落人伝説まで心温まる民話。古老たちが語り継いだ、貴重な文化遺産である民話の数々を子どもたちに読み聞かせ、語り聞かせる。
新書判／160頁／定価1100円(本体1000円＋税)
　ISBN 4-88748-007-5

目　次

　監修者のことば　　尾島利雄
　まえがき

第1章　民話への招待

　1　民話とは
　　　　民話の命
　　　　コミュニケーションの文学としての民話
　　　　生活の古典としての民話
　　　　文化遺産としての民話
　2　民話の種類　16
　　　　昔話
　　　　伝説
　　　　世間話
　　　　現代民話
　3　「語る」ということ
　　　　語り手
　　　　語る時、語りの場
　　　　語り口
　　　　人間の生の声の魅力

第2章　民話の育むもの

　1　語りの中で育まれるもの
　　　　語りの形態
　　　　語りを通して得るもの、育まれるもの
　　　　ことばの発達と民話
　2　民話の読み聞かせ、語り聞かせ
　　　　読み聞かせ
　　　　語り聞かせ
　　　　自分の声で語ることの大切さ

第3章　とちぎ民話ミニ紀行
　　　　読み聞かせ・語り聞かせのために

　1　夢とロマンの昔話
　　　　笠地蔵（栗山村）
　　　　へっこき嫁（栗山村）
　　　　鳥呑み爺（栗山村）
　　　　オコサマ（栗山村）
　　　　糠福紅皿（栗山村）
　　　　ぶつ（黒磯市）
　　　　うそぬぎ太郎（黒磯市）
　　　　猿地蔵（栗山村）
　　　　山伏ごんだゆう（小山市）
　　　　ねずみのすもう（茂木町）
　2　ちょっとこわい話
　　　　山姥の話（栗山村）
　　　　食わず女房（栗山村）
　　　　おますと大じゃ（真岡市）
　　　　沼っ原の子守石の話（黒磯市）
　　　　妖怪いろいろ（栗山村・鹿沼市等）
　　　　根なし藤（大平町）
　　　　夜泣き石（小山市）
　　　　人柱伝説（藤岡町）
　3　歴史上の人物を追って
　　　　平家落人伝説（栗山村）
　　　　那須与一（南那須町）
　　　　義経伝説（那須町・河内町等）
　　　　勝道上人（日光市）
　　　　平将門（足利市）

第4章　民話のことをもっとくわしく知りたい方へ

　1　民話採集のポイント
　　　　語り手
　　　　調査の方法
　　　　質問あれこれ
　2　とちぎの民話ブックガイド
　3　民話のこころ

　あとがき
　主な参考文献