荒野にふたば町を建てる 安積原野と谷中村の川
荒野にふたば町を建てる 安積原野と谷中村の川
(978-4-88748-426-9)
一色 悦子 (著)
歴史を知ることは未来を作ること、
過去は消えていなくて、この足元の大地にあるのです。
ふたば町という故郷は決して消えない。安積原野の開拓で全国から移住者を募った歴史のように、ふたば町は全町一斉移住の計画を進めていく。
「谷中村の問題は日露戦争より問題だ」と叫び続けた田中正造のように、国を守るために戦う準備をするという声に、気が付かないふりをしない。「だれが戦争をはじめるのか」? それはだれかではなく、黙って見ている私たちなのです。
福島県郡山市の安積開拓、栃木県谷中村のきびしい歴史をもとに、今現在、やり過ごすことのできない動きを言葉にして、ふたつの物語を書き残します。
四六判/上製/160頁
[定価]1650円(本体1500円+税)
ISBN 978-4-88748-426-9 C0093
2023年9月30日 第1刷発行
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【著者紹介記事】
「広報古河2024年4月号 キラリ古河ビト」
(発行:古河市役所)より
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