『宇都宮大空襲』に関して

私の姉と兄は宇都宮空襲で亡くなりました。焼夷弾の直撃を受けてしまったのです。空襲のことは祖母からよく聞かされ、当時5歳だった私の記憶の中に刻みこまれました。しかし、艦載機の機関銃による通行人への攻撃については、全く知りませんでした。
この本は、私の子どもたち、孫たちにしっかり読ませたいと思います。忘れ去ってはならないことです。

(2007年10月上旬 女性 60代)

『北関東川紀行1 久慈川・那珂川』に関して

夫の故郷と私の故郷を往来するのによく那珂川あたりを通り、とりわけ御前山付近の川の風景には思い出があります。また、久慈川支流の里川は、幼き頃、夫がよく川遊びに興じた川であり、懐かしさでいっぱいになりました。季節折々の写真、そして文章も温かさに満ち、久慈川、那珂川流域に根ざし醸された文化をキラ星のように提示してくれたと思いました。

(2007年9月上旬 女性 50代)

『宇都宮大空襲』に関して

私は宇都宮生まれではありませんが、年上の方々から中河原あたりの空襲の様子を聞いた事があり、そのすさまじさを実感している方々のご苦労だった思いをこの本を通じて改めて認識いたしました。
この夏に孫2人(小学生)を連れて主人と広島へ行きますので、この本とともに戦争について考えます。

(2007年8月上旬 女性 60代)

『宇都宮大空襲』に関して

私は小学生の時に、両親、祖父母に宇都宮空襲について話をきいたことがありました。
今、「日本が戦争をしたことがある」ということ知らない人がたくさんいることに私も驚いています。学校で勉強しているはずなのに…
私には小学6年の子どもがおります。幼いころから戦争の話をしているので、話を知らない友達に空襲のことを教えるそうです。その話をすることで日本中に伝わっていけばいいなと思っています。子どもはこの夏、太平洋戦争について自由研究しています。篠原家にも近々行きます。大変参考になりました。

(2007年8月上旬 女性 30代)

『宇都宮大空襲』に関して

私も小学4年の夏には茨城海岸からやって来る艦載機が毎日のように家の上で左折して、宝積寺駅に向かって機銃掃射をし、死者が出たことを思い出します。
宇都宮空襲の夜は、縁側に出て昼間のように明るくなる爆撃の様子を見ました。次の日、近所の人が自転車で見舞いに行ったところ、田川に浮いた死者を消防のトビ口で刺して引き上げている様子を見て気分が悪くなり、一週間は食事がのどを通らなかった話も思い出されて、この本を求めました。
この夏には中学生を対象に戦争の悲劇と平和の尊さについて話す機会ができそうです。大変参考になりました。

(2007年7月下旬 男性 70代)

『涙の介護奮闘記』に関して

我が家の義父も63歳。子どもは4歳と5歳です。義父と同居しはじめて4年。認知症の症状も夫の転勤で引っ越しをする度に目に見えて悪化し、やっとデイサービスを受ける手続きに入った…という現状の我が家にとって、すごく共感できる内容と勉強になる事柄ばかりでした。
著者の感情の揺れがまさに今の私そのもので。途中、何度も涙しながら一晩で読みました。我が家の介護ははじまったばかりですし、まだまだこれからも続きそうですが、繰り返し読んで元気と勇気をもらいながら乗り越えて行こうと思います。

(2007年7月下旬 女性 20代)

『宇都宮大空襲』に関して

私の息子(大2・小6)たちに、身近に起きた空襲の話をしてあげたくて手にとりました。
私は小学校で朝の読み聞かせをして10年になります。
広島や長崎の話は、絵本で読み聞かせをしたことがあります。現在46歳の私は、母から空襲の話は聞いてはいましたが、家族全員無事だったことの方をよく覚えていました。
最後の一文に涙が止まりませんでした。
読み聞かせでさっそく子どもたちに伝えます。

(2007年7月中旬 女性 40代)

『語りべが書いた下野の民話』に関して

本書を読み、栃木(下野)の風土、風習などを理解できました。話の内容が多様なので、面白かったです。また、自分自身の民話というものへの考え方、意識が変わり、興味も生まれました。

(2007年7月上旬 男性 15歳 高校生)

『涙の介護奮闘記』に関して

女房が認知症(要介護3)のため、読むと身につまされます。
娘が嫁いだ先の両親も認知症です。読み終わったら娘にも読ませてみます。

(2007年6月下旬 男性 70代)

『ごじゃっぺこくでね ~ 』に関して

私の子どものころは、ばんばん方言が飛び交っておりましたが、今栃木弁を話しても、私の孫たちはちんぷんかんぷんです。 このような本が出ると、とても嬉しいです。。

(2007年6月中旬 女性 60代)

『北関東川紀行1 久慈川・那珂川』に関して

身近な川、ふるさとの川なる那珂川です。源流をたずねたこともあります。川と生活のつながりがこの本によって更によくわかりました。四季折々の川、上流、下流の結びつきなど、古き世のこともわかり、写真にも見入りました。

(2007年5月中旬 女性 50代)

『聖なる衝動』に関して

私は登山を趣味としています。タイトルに惹かれこの本を購入しました。男体山をはじめ、日光周辺の山々には何度も登っておりますので、早くから勝道上人の名やある程度の事績についてもきいておりました。しかし、今回水樹先生の書に接し、上人への思いが大きく膨らみ、血の通いさえ覚えました。的確な文章表現、豊かな想像力に感服いたしました。

(2007年4月下旬 男性)

『関東・越後の避難小屋114』に関して

著者の避難小屋シリーズはとても良い。山行の思い出のよすがともなり、「行きたい」という気持ちにさせるガイドブックにもなる。労作に感謝しています。

(2007年3月下旬 50代 男性)

『クライマー』に関して

若い頃、在京の山岳会に所属していた私は、書中の古尾弘さんたちを近くで見る機会がありました。現在は古川純一さんと手紙のやりとりなどをさせていただいており、この本はとても身近に感じつつ拝読いたしました。

(2007年2月下旬 男性)

『ごじゃっぺこくでね ~ 』に関して

栃木弁大全集の第二巻をぜひ出版されることを熱望します。日光、今市、藤原、鹿沼、足尾編でおねがいします。

(2006年10月下旬 60代 男性)

『へなちょこかみきりロード』に関して

楽しく読みました。一種の実用書だが、著者の高揚感に共感できる部分が多く、フィールドに出たくなってきます。文章力だけでなく、人柄やバックグラウンドのせいでしょう。

(2006年10月下旬 50代 男性)

『ごしゃっぺこぐでね ~ 』に関して

「ごしゃっぺこぐでね ~ 」を読ませていただきました。実に温かみある方言が連載されており、嬉しく思います。栃木に住まう者でも、「正しい方言の訛り・アクセント・イントネーション」が文字だけでは伝わりません。出来れば正しい方言での会話内容を朗読したCD等を付属すると、リアル感が増して、尚いい本になると思います。何でしたら私も協力したいものです。

(2006年10月下旬 50代 男性)

『栃木そば探訪120』に関して

そばが大好きな者です。この本を参考にしています。前回出版した「栃木そば探訪103」と写真が同じなので、新たに撮影してもらいたかったです。

(2006年9月下旬 50代 男性)

『新訂足利浪漫紀行』に関して

私の住んでいる古河も鎌倉、足利と共に足利市ゆかりの町です。子供が足利の高校に通っていた関係もあり、車で送って行った時に目にする「梁田」「御厨」「中里城」に何か引かれるものがありました。この本片手にゆっくり「足利散策」を楽しみたいと思います。

(2006年9月上旬 50代 女性)

『聖なる衝動』に関して

勝道上人様のことで私の住んでいる栃木市に深く関係している事がわかり、また下野市に合併した薬師寺との関係、私が勉強したことは漠然としておりましたが、いろんな事がわかり上人様が日光開山に挑んだところ、弓削道鏡様に会い、教えを受け心強く開山に仲間と一つになって全うした…とても感動いたしました。

(2006年9月上旬 60代 男性)

『郷愁のピアノ』に関して

著者の手作りピアノ「イースタイン」ピアノへの深い思い入れ、戦後の日本の希望の道しるべのように結集したピアノ造りへの情熱を燃やした人々への魂がそのまま著者に移ったかのような筆致、ゆき届いた大勢の方々のインタビュー取材に私は感動し、一気に読みいってしまいました。

(2006年9月上旬 50代 女性)

『学童疎開空腹物語』に関して

著者の才能が十分に発揮された特に挿絵が当時を懐かしむのに十分なタッチで素晴らしい。著者の「はじめに」の中で戦争の無意味さを訴えていることが「あとがき」にもこれからの日本の将来を考える一つの首長として考えなければいけないのではと思った。

(2006年8月中旬 60代 男性)

『我が回想の堀込源太』に関して

何人かが「堀込源太」を語っているが、これだけ素晴らしい内容にしたものは無く、日本の文化と言われる「八木節」に携わる全ての人に読んでほしい作品だ。

(2006年7月中旬 80代 男性)

『聖なる衝動』に関して

道鏡は法王までになった偉い僧侶です。その偉さの一端に注目して、勝道と出会ったとしたことは新しい着想と思いました。また一人の悩みをもって修行僧が自分の問題を解決すべく薬師寺を拠点として人の中で修行するさまは心うたれました。

(2006年7月上旬 男性)

『聖なる衝動』に関して

本書のようなかたちで勝道上人が下野の古代を語ることを新鮮な思いの中で読ませていただきました。
実在が云々される主人公ですので表現がむずかしかったと思いますが、この本の出現によって若い世代の人たちへの説明も楽しくできます。ありがとうございました。

(2006年7月上旬 男性 73歳)

『聖なる衝動』に関して

読後感
道鏡は法王までになった偉い僧侶です。その偉さの一端に注目して、勝道と出会ったとしたことは、新しい着想と思いました。
また一人の悩みもって修行僧が、自分の問題を解決すべく、薬師寺を拠点として、人の中で修行するさまは心うたれました。

(2006年7月上旬 男性 大崎市)

『郷愁の野州鉄道』に関して

昭和30年代までの栃木県内を走る列車風景を扱った書物が極めて少ないです。
それらを特集した写真集のようなものが出版されたらありがたいと思います。

(2005年11月上旬 男性 58歳)

『北関東会津戊辰戦争』に関して

戊辰戦争、梁田の戦いの戦死者、東西両軍の出身、氏名等が分かれば更に良い。
判明していることは、細かい事柄でも書いてもうらうと、更にいろいろな興味が湧いてきます。

(2005年10月下旬 男性 55歳)

『関東・越後の避難小屋114』に関して

地域で20数名の山行グループをつくって年5、6回山行きをしています。
ガイドブックからはずれた山行計画の立案に役立ちます。
かつて泊まったことのある避難小屋の現状がわかり、とてもなつかしかたです。また、コースの興廃が把握でき、その面でも参考になります。

山田 響(2005年10月上旬 横須賀市 男性 64歳)

『美味しいそばを求めて』に関して

うどんを打ったことはありますが、そばはまだ打ったことがありません。
そばはこね方が難しいと言われているので、そば打ちセットは随分前に購入したままで使っていませんでした。手打ちそばを見せているお店はあるのですが、こねている所を見たことがなく疑問に思っておりましたが、この本を購入し一気に読みまして、今度は挑戦してみようと思います。少しやってみれば、もっと知りたいことが出てくるだろうと思います。

織田 金松(2005年8月下旬 日光市 男性 77歳)

『涙の介護奮闘記』に関して

「涙の介護奮闘記」は父母二人を介護している私にとって、自分のこれからの生き方の指針となります。
阿部さんと同じように私一人しか介護する者がいません。自分も病気と闘いながら、それでも頑張らなければなりません。心が疲れてしまった時、どうしたら良いかと書店を歩き、何冊もの本を購入しました。同じように悩み苦しんだ阿部さんの手記に出逢えたことをありがたく思います。
随想舎さん、阿部みゆきさん、本を刊行していただいてありがとうございます。

(2005年8月上旬 栃木県 女性)

『栃木の山140』に関して

山周辺はとても細かく書かれていてわかりやすいですが、現地までをもう少し詳しくアクセスされていると助かります。山周辺の温泉などの案内があると楽しみが増えます。

高坂 幸子(2005年7月下旬 茨城県 女性)

『栃木弁ばんざい』に関して

こよなく栃木弁を愛する私の為に、娘夫婦がプレゼントをしてくれた本です。とても懐かしく又楽しく読みました。東京での生活の方が長くなりましたが、実家が栃木にあるので親しみを感じます。森下さんと後藤アナのやりとりの中に、以前私と娘がよく方言について語り合った言葉が出てくるので、思わず「にやり」としています。読書好きおばさんですが、こんな楽しい本を又読みたいと思いました。「栃木弁に敬語が発達しなかった」には本当に驚きました。

相原 和子(2005年5月中旬 東京都 女性 60代)

『東北の避難小屋 144』に関して

知りたい情報がキッチリ入っていて、自分がよく知っている小屋と比較すると正確さがわかる。ただ、快適度の評価がやや甘いような気がする。「★」(星ひとつ)の小屋は岩室に毛が生えたものも含んでいる。
いずれにしても、10年くらいしたら、第二版を出してほしい。

橋本 裕之(2005年5月中旬 53歳 多賀城市)

*今年9月下旬、『東北の避難小屋150』として出版の予定です(随想舎)。