随想舎 

あの渓この渓これ好日

釣行記一期一会

佐藤 一雄

 「老人は竿を担いで、過去を釣り、魚楽を観る」。
 釣行は一期一会の出会い、そして道草の旅。齢を重ねた今もなお栃木県内をはじめ、東北の栗駒、森吉、只見から奥秩父、大井川と釣り歩く。そのさまざまな情景を軽妙な筆致で描いた釣り紀行。

四六判/上製/264頁/定価1650円(本体1500円+税)
ISBN 978-4-88748-226-5
2010年8月26日発行

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著者プロフィール

佐藤 一雄  (さとう かずお)

1942年、東京都に生まれる。
宇都宮市郊外の鬼怒川沿いで育ち、20代の半ばから早春や初冬は土浦方面での鮒釣り、夏は鬼怒川などで鮎、ハヤ釣りに親しむ。
1973年4月、男鹿川での渓流釣りに魅せられて以来、地元栃木県をはじめ東北地方の穏やかな諸渓流を釣り歩いている。

著 書
『魚籠の中』
『渓流釣行記 釣れなくても…釣り』(フーガブックス)

目 次

初釣りへのプロローグ

ランプの宿にて
無事がなにより
地図での釣り旅
釣りは二の次
これ好日
心に沁みた奥森吉
山への便り
鮠が一匹です
村の文庫は天山
ご縁は天狗さま
竿を忘れたぁ
奥秩父探訪
毛越寺宿院に泊まる
ヤマトイワナに惹かれて
バスに揺られ揺られて大井川

 あとがき