随想舎 

集団疎開学寮の記録

足利郡毛野村長林寺と麻布区南山国民学校

山川長林寺資料調査会[編]

 集団学童疎開とは? 国民学校児童の太平洋戦争の記録。昭和19年8月18日、東京・麻布から栃木・足利へ。いつ帰るかもわからない学童集団疎開が始まった。受け入れ側の村・地域・寺院・学校とのかかわりと児童・先生・寮母の疎開生活の実態にせまる。

A5判/並製/208頁/定価1980円(本体1800円+税)
ISBN 978-4-88748-217-3

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編者プロフィール

山川長林寺資料調査会

 長林寺で所蔵する歴史資料の悉皆調査をおこない、長林寺以外にのこされている各種資料などをふくめて、長林寺の信仰や信仰圏を幅広く検討することを目的に発足。
 長林寺を中心に両毛地域の文化や歴史について調査・研究。また長林寺の檀家の方や地元の方など、自由参加型の「長林寺歴史セミナー」を開催。
 [ホームページ] http://www.geocities.co.jp/chorinji/

目 次

 太平洋戦争の開始と地域社会の変化

 学童集団疎開の決定から開始へ

 学童集団疎開生活の開始

 疎開生活の衣食住と健康・娯楽

 寮生活をささえる親・先生・寮母

 毛野国民学校での学校生活

 戦局の悪化と先生の出征

 変化する集団疎開生活

 戦争の終結とそれぞれの戦後