東国の中世遺跡
東国の中世遺跡

 遺跡と遺物の様相

 橋本澄朗・荒川善夫[編]

 下野における中世びとの生活の様相を、中世遺跡の発掘調査と出土遺物からあきらかにしたシンポジウムの小論集。図版、写真多数収録。


 A5判/並製/224頁/定価 本体1800円+税
 ISBN 978-4-88748-184-8
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著者

秋山 隆雄[あきやまたかお] 小山市教育委員会文化振興課
足立 佳代[あだちかよ]   足利市教育委員会文化課
荒川 善夫[あらかわよしお] 栃木県立学悠館高等学校
大澤 伸啓[おおさわのぶひろ]足利市教育委員会文化課
今平 利幸[こんぺいとしゆき]宇都宮市教育委員会文化課
齋藤  弘[さいとうひろし] 栃木県立学悠館高等学校
佐々木健策[ささきけんさく] 小田原市教育委員会文化財保護課
瀬田 哲大[せたてつお]   鎌倉市考古学研究所
橋本 澄朗[はしもとすみお] 栃木県立しもつけ風土記の丘資料館


 
目 次


はじめに   荒川 善夫

中世の遺跡から出土する遺物   大澤 伸啓

 中世の遺跡から出土する焼物/特殊な出土遺物/中世の文化を支えた人々/中世の物資を交易する場としての市/史跡樺崎寺跡出土青白磁四耳壺の埋納形態を推定する/出土遺物は、何を知るために有効か/おわりに

中世都市鎌倉 ―遺構と遺物の様相―   瀬田 哲大

 はじめに/中世都市鎌倉の成立と衰亡/大倉幕府周辺の様相/若宮大路周辺の様相/浜地の様相/寺院関係/おわりに

小田原北条氏の威信 ―文化の移入と創造―   佐々木健策

 はじめに/伊勢氏の台頭と関東進出/小田原北条氏の成立と権威獲得政策/文化・文物の移入(1)―小田原と上方/文化・文物の移入(2)―小田原と中国/小田原城下出土陶磁器と流通/小田原のかわらけ/「小田原物」の成立/小田原北条氏の威信

城館跡の調査からみた中世の宇都宮   今平 利幸

 はじめに/宇都宮氏の居城、宇都宮城/古代/鎌倉期の宇都宮城/室町期の宇都宮城/戦国期の宇都宮城/戦国期の大規模城郭、多気城跡/宇都宮氏の重臣芳賀氏の城、飛山城跡/おわりに

小山の城と奥大道   秋山 隆雄

 はじめに/祗園城―小山氏と祗園城―/焼け落ちた宝物庫/神鳥谷曲輪跡/検出された遺構と遺物/中世の道路跡の調査/小山市内の奥大道/中世都市小山の変遷/小山義政の乱以降の小山

中世人の生と死   齋藤  弘

 はじめに/中世墓への胎動期/中世墓の成立期/大型五輪塔の普及と造墓階層の広がり/富裕な町衆の造墓活動/結縁の時代/結衆の時代/中世墓の終焉/まとめにかえて

発掘された下野の中世寺院   足立 佳代

 はじめに/樺崎寺跡/智光寺跡/旧西導寺跡/おわりに

下古館遺跡の諸問題 ―中世関の可能性―   田代  隆

 下古館遺跡の位置/「奥大道」と下古館遺跡/祗園社と小山氏/下古館遺跡のお堂/中世の関

シンポジウムをふりかえって   橋本 澄朗

 企画展とシンポジウム/基調講演「東国にみる武家と唐物威信材」/シンポジウム「東国の中世遺物―遺跡と遺物の様相―」/おわりに