随想舎 

怪奇幻想短編小説集

紅斎の灰釉壺

鹿ノ子 竜一

 怪奇・幻想、そして諧憺の世界へ……誰にでもある日常の中にひそむ暗い闇の淵から紡ぎ出された十五の物語。

四六判/192頁/定価1320円(本体1200円+税)
ISBN 4-88748-085-7

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著者プロフィール

鹿ノ子竜一  かのこ りゅういち

 1936年(昭和11年)、群馬県館林市に生まれる。
 中央大学文学部卒業。
 小説、歴史、宗教、芸術など幅広い分野の読書を趣味としている。
 また、クラシック、ロシア・メキシコ民謡の愛好者でもある。
 著書『05車どうぞ─タクシードライバーよもやま見聞録』(文芸社)
 館林市在住。同人誌「天火」の同人。

目 次

 美しい人―文目も知らぬ恋
 紅斎の灰釉壺
 霧の乙女
 桜博士の帰
 悪 僧
 党首の変身
 オカミサン、お帽子ちょうだい
 白い月
 ぬいぐるみの男
 包丁をとぐ
 ゲリと下痢
 落ちてきた星くず
 追われ追われて
 奇妙な相客
 猫の目?